大地震への備え

家族で話し合う

大地震で交通手段が途絶え、 しばらく帰宅できない場合の対応について、家族で話し合っておきましょう。

安否確認手段を決めておく

家族や自宅の状況が分からないと、 不安になって急いで帰りたくなります。 災害が起きると、電話はとてもつながりにくくなります。 無事がすぐにわかるよう、電話を直接かける以外の複数の安否確認手段を決めておきましょう。

【電話を直接かける以外の安否確認手段の例】

・災害用伝言ダイヤル (171):電話機から音声の伝言を録音 再生するサービス。

・災害用伝言板 (Web171):インターネット上で、安否情報を登録・確認するサービス。

・携帯電話を利用した災害用伝言版サービス (携帯電話各社提供):携帯電話で安否情報を登録 確認するサービス。

・携帯電話を利用した災害用音声お届けサービス(携帯電話各社提供):音声通信に代わりパケット通信により音声メッセージをメールで送信するサービス。

・SNS:インターネット上で社会的ネットワークを構築するのを支援する会員制サービス。多数の利用者に対するリアルタイムでの情報発信が可能。 また投稿によって閲覧者が情報発信に参加することができる。

周りの人たち話し合う

しばらく帰宅できない場合に備えて、自宅や近所にいる子どもやお年寄りへの支援策について周りの人たちと話し合うなど、 地域の連携を深めておくことも重要な取組の1つです。

職場や学校にとどまるための準備

大地震が起きたとき、職場や学校が自宅から遠く離れている場合は、しばらくそこでとどまることになります。とどまるための準備(約3日分の飲料水、食料など)があるかどうかを確認しましょう。ない場合は、自分で準備することも考えましょう。また、地震に対して安全な場所 (執務室や教室、仮眠室、ホール、会議室など) はどこかを確認しましょう。このとき、 オフィス家具類の移動転倒落下防止対策などについても確認しましょう。

【職場 学校にとどまるための備蓄品の例】

●飲料水(1人あたり1日3リットル)

●食料(1人あたり1日3食)

●毛布やそれに類する保湿シート (1人1枚)

●簡易トイレ、衛生用品(トイレットペーパー等)

●数物(ビニールシート等)

●携帯ラジオ、懐中電灯、 乾電池

●救急医薬品

徒歩帰宅するための準備

歩いて帰ることはとても大変です。 途中で水や食料が足りなくなる、トイレが混雑して使えないといったことも考えられます。 外出先で地震に遭った場合に備えて、普段から徒歩帰宅グッズを持ち歩きましょう 職場や学校にも準備をしておきましょう。 また、自治体や職場が行っている帰宅困難者対応の訓練に参加するなどして、 実際に一度歩いて帰ってみましょう。いざという時のために、歩いて帰る場合の経路を確認しておきましょう。

【徒歩帰宅グッズの例】

ペットボトル飲料水 (水筒)、 携帯電話の予備バッテリー·充電器、 チョコキャラメル等(携帯食料)、地図(帰宅マップ)、 リュックサック、携帯ラジオ、歩きやすい靴、 携帯トイレ、 マスク、帽子、保湿シート、 懐中電灯など